現在、玉木ゼミには
- サンデン
- グローバルPLM
- コミュニティデザイン
と3つの研究チームがあります。
そこで、3回にわたって1チームずつどんな研究を行っているのか等お伝えしてきたいと思います。
第3回目の今回はサンデンチームをご紹介します!
■サンデンチーム
4年生:9人、3年生:6人の総勢15人で結成されています。
自動販売機製造メーカー、
SANDEN社さんをはじめ、他の大学との産学共同研究により、
「製品の生産」に焦点を当てた研究をしています。
消費者ニーズが多様化・個別化、市場における製品寿命(プロダクトライフサイクル)の短命化といった今日の製造業における諸問題の解決のため、製品開発期間の短縮・生産工程の効率化・製品の適時市場投入を実現することを目標としています。
具体的にはCADや、Creoといったソフトウェアを活用し、
・製品設計:企画された製品の具体的な意匠、機能、構造、部品などを設計する
・生産設計:設計された製品を、つくりやすいように再設計する
・工程設計:製品をつくるための生産システムを設計する(生産ラインなど)
・作業システム設計:工場で働く人の負担軽減を図るための指示書を作成する。
といったことに各人が焦点を当て、日々研究に取り組んでいます。
実際に工場へ足を運び、必要なデータを採取したり、企業人と問題解決のためともに議論や改善策を模索したりと、研究の充実度はすごく高いのが特徴です。
最近の研究テーマの一例
・PDMツールの新利活用法の研究開発‐Windchill国内外ユーザの実態調査を事例として‐
・ラインシミュレーションモデルの構築と評価‐自動販売機製造会社との共同研究を事例として‐
・自動販売機製造における作業標準の導入とその影響評価
・海外市場への製品投入の早期化‐設定BOMの一元管理‐
・ERPシステム導入前後による在庫管理の観点からコスト面での影響評価
・製品企画段階での再資源化促進のための製品使用変更導入コストと削減コストの可視化及び比較
・製造業における部門間連携を考慮した製造関連情報データベース構築の手順化
・多品種混合生産ラインの工程編成とシミュレーションモデルの構築